5281 近鉄特急で名古屋へ
これまでの出張は、東京と各拠点の往復ばかりで、今回のように拠点から拠点への移動が多いというのは、ちょっと珍しい。
それだけに、今回の大阪から名古屋までの移動という機会においては、ぜひ近鉄特急に乗ってみたいなと思った。
新幹線だと1時間だが、近鉄特急では2時間掛かってしまうものの、運賃と特急料金を合わせても2,000円ほど安い…ということで、大阪難波駅に向かう。
始発駅の近鉄大阪難波駅で乗車券と特急券を買い、昼食用の食料も調達して13時ちょうど発のアーバンライナーを待つが、なかなかやって来ない。
発車3分ほど前になってようやくやってきた。
特急が頻発する近鉄線ではこれが常識なのかもしれない。
全席指定席ではあるが、検札はある。寝てる人には声も掛けないから、半分形ばかり…という感じもする。
座席は、2✕2で、フットレストもあってゆったり…ではあるが、主な設備といえば、これくらいしかない。
シートポケットには、なぜか三重大学のフリーペーパーが入っていた。
先頭車両と最後尾車両からは、風景が一望できる。
展望シートではなく、展望デッキという感じで、立って見る感じだ。
時速120km~130kmくらいで快調に飛ばす。
大手私鉄最長の山岳トンネルである新青山トンネルを抜けると…
ほぼ唯一の途中停車駅と言っていい津まで後ちょっとだ。
風景も山から平野に変わって、いくつもの川を渡る。
並走するタンク車や遠くにたくさんの煙突が見えてくると、四日市コンビナートが近づいてくる。
定刻通り近鉄名古屋駅に到着。2時間なんてあっという間。
風来坊というお店の前を、風来坊が通り抜けていった。
こういうことってあるんだなぁ…。