5251 新宿から渋谷を経て恵比寿まで歩く
大学時代からの友人であるモリちゃんが、久しぶりに上京するということで、一緒に観光することになった。
モリちゃんとは、2年前のフレンチトーストピクニックラリー以来で、上京して一緒に歩くのは、5年前の鶴見線以来だ。
高速バスで新宿まで来るので、そこから街歩きをしながら、恵比寿にある東京都写真美術館に向かう。
最初はまっすぐ恵比寿に行くつもりだったが、会話のなかで、新国立競技場の話題が出たのをきっかけに、ちょっと見てみよう…ってことに。
かつて何度か見に行った、建設途中の東京スカイツリーのように、こういう機会がないと、なかなか見に行くことはないものだ。
新国立競技場を後にして歩いて行くと、鳩森八幡神社が賑やかだったので寄ってみた。
あとで買うことにして、とりあえず?、富士塚に登る。
見晴らしがいい。
“富士山”の麓で人だかりができてたので、覗き込んでみると、その中心に着ぐるみが…。
よく見たら、つば九郎だった。こういうところでの営業活動してるんだな。
屋台ではお汁粉や、”揚げオレオ”なるものも売られていたので、モリちゃんはお汁粉、僕は揚げオレオを買う。
揚げオレオは意外と美味しかった。
続いて寄ったのは、宮廷ホーム。
公開してるわけではないので、これといってよく見えないが、覗き込んで見える独特の雰囲気は、妙にワクワクしてくる。
そのまま線路沿いに歩くと、原宿駅。
相変わらずの人の多さだ。外国人観光客も多い。この混雑自体が、観光スポットなのだ。
改良工事が決まっている原宿駅だが、この木造駅舎はいったいどうなってしまうのだろう?
駅舎として現役であること自体に価値がある気がするのだけど…。
原宿駅、コープオリンピアを過ぎ、先日の最高裁判決で話題の場所を過ぎ、渋谷に向かう。
イチョウが綺麗。
掃除されないおかげで、歩道はイチョウの葉で絨毯のようになっている。
もう黄葉の最盛期は過ぎた感じで、もうちょっと強い風が吹けば、完全に葉は落ちてしまいそうだ。
渋谷が近づいてきた。
振り返ると、かつての電力館。
渋谷駅付近の再開発工事の変化はかなりのもので、来るたびにどんどん風景が変わっている感じ。
もともと、東京都写真美術館に行くのが目的だったのだけど、寄り道が多すぎて、かなり遅くなってきた。
一瞬、電車で恵比寿に向かおうと思ったが、ここまで歩いてきたのだから…と、このまま、歩いて行くことにした。
前回渋谷川を歩いたのはもう4、5年前くらいになるから、景色が変わるのは当然だろうけど、以前見た景色をすっかり忘れてしまう変貌ぶりだ。
ここに、東横線の高架橋があって、渋谷川と分かれて、右側に向かっていった…というのは、なんとなく想像はつく。
自分たちも途中で、渋谷川を離れ、ふたたび山手線と並行して歩くと、恵比寿駅が見えてくる。
さらに進むと、恵比寿ガーデンプレイスへ。
ようやく東京都写真美術館に到着。
ユージン・スミス写真展へ、
今回、モリちゃんからのお誘いで、初めて知った写真家だった。こんなにもすごい人がいたんだとちょっと感動する。
戦火やトラブルをかいくぐってくるカメラマンは多いが、戦争やトラブルで負傷しつつ、それでも写真を撮り続けるモチベーションは、いったいどこから来たのだろうと思った。
さらにいろいろ調べてみたい。
モリちゃんが15時までに新宿駅に戻らなければならないということで、新宿到着時間から逆算して、ちょっと駆け足で鑑賞。
久しぶりの街歩きと写真展鑑賞はとても有意義なものだった。
モリちゃん、おつかれさまでした。