5245 大回り乗車で旅に出る(後編)
前編より…
44分待って、内房線木更津行きの普通列車に乗る。
外房線も内房線も同じ209系なので、いくら写真を撮っても代わり映えがしない。

外房線よりも海に近いところを走ってる感じ。車窓に変化があって、見ていて楽しい。

対岸は三浦半島かな?

単線区間が続くが、交換する回数はそれほど多くない。
それだけ列車の本数が少ないということだ。
あと、屋根のない駅が多い印象。
一部だけでなく、ほとんど屋根のない駅もあって、雨の日は乗るのが大変だな…と思った。

房総地区のローカル線区間が終わり、君津からはふだんの雰囲気に戻ってくる感じ。
総武線横須賀線直通の逗子行きに乗換え。

風景も漁港から工業地帯に変わる。大きな建物が増えて、巨大なモノレールの軌道が見えてくると、千葉駅だ。

君津から乗った列車は、そのまま総武線快速列車となり進んでいく。
錦糸町が近づくと、東京スカイツリーもよく見えてくるが、すぐに地下に潜ってしまう。

馬喰町、新日本橋と続き、東京に到着。
お客さんは少なめ。夕方のラッシュまでは、空いている感じなのかもしれない。

地上に上がり、さらに上に上がって、中央線ホームへ。中央特快高尾行きに乗る。

東京を西へ西へ…。高架を走るから遠くまでよく見渡せる。だだっ広さは、千葉で見た風景と変わらないが、田んぼの代わりに住宅が広がっている。

八王子に到着。続いて、30分に1本しかない八高線に乗り換え。乗り換え時間がほとんどない。

拝島で、また別の新人ちゃんたちを見かける。
拝島といえば、先日横田基地に来たとき以来だ。車窓からも、アメリカ仕様のトラックが見える。

茶畑や夕日など、車窓はどんどん変化していく。

八高線は川越線に乗り入れていくので、途中高麗川で下車し、小川町行きのディーゼルカーに乗り換える。

勝手なイメージだけど、旅といえば電車ではなく、ディーゼルカーって感じがするので、今回の旅のなかでは、どうしても八高線を組み込みたかった。
ディーゼルカーそのものが好きというのもある。
高麗川駅に留め置かれていた車両も気になる。

乗客は多い。学校から帰る学生はもちろん、(自宅へ帰るという感じではなく)仕事関係の?ビジネスマン風の人たちも多かった気がする。

まだ17時前だが、すっかり日の入りが早くなって、周囲はだいぶ暗くなってきた。
最後尾の乗務員室から、流れていく風景を眺めていると、時間を忘れそうになる。

今朝買ったきっぷは、池袋駅からJR経由の小川町駅までのものだった。


今回ただの?大回り乗車だけでなく、ちょっとした旅行気分を出したかったので、小川町駅から徒歩10分ほどのおがわ温泉 花和楽の湯へ。

平日ということだろう…貸し切りとも思えるくらい、お客さんがいなかったのでのんびりできた。

小川町からは東上線の快速急行で。特別料金なし、クロスシート、所要1時間ちょっと。とっても快適。…おかげで熟睡…。

そして、無事、池袋駅に到着。
今朝乗った山手線ホームは、この隣だ。

なぜだか、今回は思ったほど疲れなかったので、珍しく、また次回もどこかを乗ってみたい…なんて思った。
