5237 旭川駅を見てみる
札幌からは、特急で1時間半ほど。
乗っていたのは、1車両に数人程度だった。
新しくなった旭川駅に来たのは初めてだったが、こんなにも人がいない…という記憶はなかった気がする。
木材産業がさかんな旭川を象徴するように、木がふんだんに使われている。
見かけるのは、わずかな学生ばかりで、人の姿がほとんど見られない。
「トクだ値」の広告を見ると、JR東日本の営業区域のように思えてくる。
旭川といえば、旭山動物園だろう。
とにかく広いし、座るところもあちこちにあるので、ただただぼーっと過ごすのもいい感じだし、勉強している高校生もいた。美術館か図書館みたいだ。
駅の外に出てみる。
翌朝…。
昨日とは打って変わって、真っ白だった。
気温は0度。寒い…。
駅の反対側に行ってみる。川も霧に覆われていた。
寒くなると、木のぬくもりがありがたい気がしてくる。
旭川駅の屋根を支える、四叉柱支承部という構造について、実際に使われた資材とともに解説が記されていた。
かなり工夫の凝らされた屋根のようだ。
旭川でのんびりしていたいところだが、僕は札幌に仕事をしに来たのだ。
乗車券と特急券を買って改札を通る。
7時前ではあるが、やっぱり誰もいない。
9時の始業に間に合うように、余裕を持って札幌へ向かう。