5220 酷いドラマの”オチ”
日本テレビで放送していたドラマ「愛してたって、秘密はある。」の最終回を見た。
最初から気になったのは、ドラマに登場する住まいは、一様に豪華だったというところだった。
母子家庭でとても維持できるとは思えない豪邸や、収入などほとんどないはずの検事の娘がロフト付きの相当広いリビングに一人暮らしとか…登場人物の考証など、まったくしてないんだろうなぁ…。
その上、話のテンポが極めて遅いのに、一方で、不可解な事件だけがどんどん起きて、これをどうやって纏めていくんだろう?…と思ったら、なんと、主人公の「二重人格」という”最悪”のオチで、強引に収拾してしまった。
僕は、ドラマでやってはいけない3大オチは、”内部犯行”、”夢オチ”…そして”二重人格”だと思っている。
いずれも、視聴者が置いてけぼりを食らうことになるのだ。
そして、このドラマ…違和感いっぱいのもやもやした状態で、それに追い打ちをかけたのが、“本当の完結編” は、動画配信サービスHuluで配信するとの告知だった。
ドラマの核心となる部分が、有料のネット配信で行われるというのは、いったいどういうことだろう?
見方を変えれば、Huluへの加入促進のための”広告”だったとも思えてくる。
ここまでひどい”オチ”で終わるドラマは初めてだ。
テレビなんて「嫌なら観るな」ではあるが、7月から見続けてしまった自分が悪いのだろうか?