5168 PHS終了へ
僕が初めてPHSを手にしたころは、携帯電話が、まだまだ高嶺の花で、ごく一部でしか使われていなかった時代だった。
かつてはPHPと呼ばれていたように記憶しているが、サービスが開始されたころには、PHSと呼ばれるようになっていた。
とにかく屋外で電話ができる!…たったそれだけで、かなり新鮮だった。
当初のPHSは、なんと「携帯電話に電話ができない」という、今ではちょっと考えられない仕様だったが、値段の安さと音質の良さというメリットは、とても大きかった。
僕が最初に契約した通信会社は、NTTdocomoの子会社であったNTTパーソナル。
その後は、わずかな期間、NTTdocomoの携帯電話に変更したことがあったが、先述のメリットが忘れられず、ふたたびPHSに戻って来た。
続いて契約した通信会社は、DDI(第二電電)の子会社DDIポケットだった。
その後、DDIから離れ、ウィルコムと変わったあとも、次々と興味深い端末を発表し、つい最近も楽しませてもらっていた。
携帯電話の普及とともに、他のPHSの事業者は次々と姿を消していくなかで最後まで残ったウィルコムも、会社更生法の適用を申請するなど、困難なことも多かったようだ。
そして、ソフトバンクの支援を受け、ワイモバイルとなり現在に至る。
誕生以来、ずっとPHSを使い続けてきた自分としては、来年3月31日に新規契約受付を終了…というニュースは、「やっぱり」とも思う一方で、「残念」という思いのほうが強い。
さて…いまだに現役ユーザーである自分としては、これからどうしていこうか…。
