5096 苛立つ夜
毎日、少しは早く帰ろうと思いつつも、結局22時を回ってしまう。
この時間になっても、まだまだ終わらない仕事の山と、この先の見通しを想像すると、どんよりした気分になってくる。
カレンダーを見ると、もう11月の終わりだ。
このタイミングで、ふと、少し今年1年を振り返ってみた。
いろいろと思い出しているうちに、結局今年1年ってなんだったんだろう?…と、虚しい気分にもなってきた。
と同時に、ふと、”ヤケを起こしたくなる衝動”に駆られてくる。
でも、そんなことをして困るのは自分だから、そんなことをする気はまったくない。
自分はいたって冷静だ。
ただ、ほんの少し気に食わないのは、周囲が、僕が「絶対に”まさか”な行動を起こすとは思ってない」…ということだ。
それはそれで、まったく間違ってないのだけど、こうして自分が無理をしていることを前提にして、ものごとが進んでいるということに、軽い苛立ちを覚えてしまう。