5091 夕張の街を歩く
しばらく出張を重ねてきたが、週末に重なることがなく、翌日も予定が埋まってたこともあって、どこかに寄って帰ることはなかった。
今回札幌でたまたま好条件が重なったので、土曜日の帰宅ということにさせてもらうことにした。
寄り道先は、これまで行ったことのない、夕張市へ。
札幌から夕張へは、高速バスで、だいたい1時間半ちょっと。

1日わずか3本しかない。札幌駅からやってきた高速バスに乗り込むと、すでに数人ほどが乗っていた。

このままみんな夕張に行くのかと思ったら、ほとんどが降りてしまった。
夕張市内に入ると、急にビニールハウスの骨組みが見えてきた。夕張メロンの栽培用かな?

ほぼ定刻通り、夕張駅前に到着。結局乗客は自分を含め2名だった。しかも、その乗客も?鉄道ファンだったようで、バスから降りたら、カメラを片手に、そのまま夕張駅へ直行していった。

こぢんまりとした夕張駅を圧倒する、ホテルマウントレースイ。この時期だと客足はどうなんだろう?

コインロッカーもないので、駅に併設されていた喫茶店の方に荷物を預かってもらい、夕張市内を歩いてみた。
夕張駅は市内の中心部からは、ちょっと外れた感じの場所にあった。
少し高台のところから、市内を見渡す。

しばらく歩くと、少しくたびれた感じの大きな建物が見えてきた。市役所だ。そして、その向かい側には、かなりくたびれた感じの建物…旧図書館だった。財政再建団体に陥ったことにより、閉鎖されている。

街の活性化の一環で、映画に力を入れているということで、店舗には古い映画の看板が取り付けられている。

ただ随分時間が経ってしまってるせいかそのどれもが色あせ、かえって、物悲しい感じを際立たせる結果になっている。

ビルの裏手にも大きな看板が掲げれていたが、正面に回ると、廃墟と化していた。
建物の中を見ると、ちょっと懐かしい人のポスターがあった。かつての

しばらく歩くと、雪で崩壊した小屋や放置された結果、廃墟となった建物が多数目についてきた。

ただ車の往来は、ときどきある。
道路は広く走りやすそうだ。

夕張市役所。 隣は何か関連施設だったようだが、入口をベニア板で塞がれ、使用できないようになっていた。

市役所からすぐのところにあった廃墟は、かなりひどい状態だった。

ナンバープレートは外されていたものの、かなり古い車が気になった。
もっと気になったのは、天井に開いた穴から、アスベストのようなものが露出していることだった。

正面に回ってみると、この建物はかつての病院と院長の自宅だったようだ。

正面はそれほどでなくても、背後に回ると、崩壊が進んでいる建物が多い。
どんよりとした雲に覆われた天気ということもあってか、なんとなく気持ちもどんよりとしてくる。


そのまま進んで、夕張駅に向かう途中、さきほど上から見えた歩道橋があった。
小中学校と団地を結ぶ歩道橋のようだが、小中学校が廃校となった今では、もう必要がなくなってしまっている。

小学校と中学校が並んでいるが、いずれも廃校になっている。中学校の方は、NPO法人などに貸し出されているようだ。

ホテルマウントレースイの建物が大きく見えてきた手前の川縁に、広場のようなところがあった。一面枯れ草で覆われいる。
なんだろうと思ったら、地図で見たら公園となっていた。
もう誰も使うkともないし、維持管理もされていたにのだろう。

夕張駅からすぐのところに、こうしたコンビニがあるのはありがたい。
せっかくなので、北海道でしか発売されていない乳酸菌飲料「ソフトカツゲン」を、北海道が地場の、セイコーマートで購入。
夕張駅へ向かう。
