5050 言わなくていいことを言う理由…って?
物事には言っていいことと悪いことがあるが、その判断基準は、各個人によって異なるから、聞いた人がどういうふうに受け取るかについて、想いを馳せる必要がある。
けれど、ここ最近、思いついたことをそのまま言ってしまったことで、問題になるニュースが立て続けに起きている。
まずここ2週間ほど話題になってる件から…。
フリーアナウンサーの長谷川豊氏が、自身のブログで「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ!今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」との主張を展開し、多くの人たちの反発を買った。
一部では正しいところもあるだろうが、間違った部分もあるはずだ。
過激な発言で注目を集めたことは、彼にとっては本望だったかもしれないが、多くのレギュラー番組を失うほどのダメージを受けるとは思ってなかったに違いない。
この一連の騒動を聞くと、1か0しか判断できないのかなぁ…と思ってしまう。
どのような事象でも、実は、1のなかに0もあって、0のなかにも1があるものだと思う。
だから、そんなに真っ二つにできるほど、物事を見据えることができる人なんてそういないと思うのだ。
そして、今日伝えられたのは、こんなニュースだった。
この中で瀬戸内さんは「人間が人間の罪を決めることは難しい。日本が(死刑制度を)まだ続けていることは恥ずかしい」と指摘。「人間が人間を殺すことは一番野蛮なこと。みなさん頑張って『殺さない』ってことを大きな声で唱えてください。そして、殺したがるばかどもと戦ってください」と述べた。
なぜ、”殺したがる”人がいるのかについて、まったく考えていない。
いや、自身の理想を主張するために、あえて考えないようにしてるようにも見える。
あえて、言わなくてもいいことをあえて言う理由…なんだろう?