4986 「魔法の美術館」展
前回、損保ジャパン日本興亜美術館(長い!)に来たときに次回予告として紹介されていたことで、今回の企画展「魔法の美術館」を知った。
「見て」「参加して」「楽しむ」新しいタイプの展覧会ということで、ふだんの美術館とは違った"体感型アート"を楽しめるという。
夏休みの真っただ中だと混雑しそうだったから、連休中ではあったけど夕方に行ってみた。
写真撮影はOKということで、面白かった作品を紹介。
ガチョウの羽根でできたシャンデリアだった。気づかなかった。影が綺麗。
これは以前どこかでやったことがある。いったいどこだったか…。立つ位置で自分の解像度がどんどん変化する。同じ自分であっても、解像度の違いで、まったく違った姿になってしまう。
光の波紋
手をかざすとセンサーが反応して、ざわざわと音を出して光が変化する。まるで中に生き物でもいるかのよう。ハムスターの威嚇にも似た感じ?
白いビーズの上に投影された光の的に、スチロール製のブロックを投げ入れる。見事命中すると、噴水のように舞い上がる。ときどき、大フィーバーしたような感じになる。
画面の前で手や腕を大きく振ると、花びらが舞い散る。その絶妙な動きに、ちょっと病みつきになりそう。
白いスクリーンに映し出されたカラフルなボールと自分自身の影。スクリーンでは、自分の影とボールは同じ世界にある…つまり、自分の影で、そのボールを飛ばしたり、はじいたりすることができる。なんだか不思議な感覚。
真っ白な本を広げると、その上に映し出されるのは、世界の童話や昔話だ。昔のファミコンのキャラクターみたいな、かなり粗いアニメーションなのだけど、どんな話なのかはすぐにわかる。キャラクターは動いていくので読み手も一緒になって動く必要がある。
いろいろな昔話が同時並行的に、しかもエンドレスで展開している。
他にもいろいろな展示があって、紹介しきれないが、なかなかおもしろい企画展だった。
小さな子どもたちだったら、きっと楽しんでもらえそうだ。