4985 主役から脇役へ
横川サービスエリアに立ち寄る。
建物に入るとすぐに目に留まったのは、旧国鉄の急行形気動車色の車両だった。
車両自体は本物っぽい。車体には、キハ57 26と書かれている。
車内のレイアウトも、どこか違和感があるけど、あまり時間がなかったので、詳細は確認できなかったが、縁のあるキハ57系が意識してあるところは、好感が持てる。
峠の釜飯目当てでやってきた人たちも、店内に置かれた車両は、珍しく感じてるようで、たくさんの人たちの被写体となっていた。
車内でも食べられるようになっていたが、座っている人はいても、実際に釜飯を食べている人はいなかった。
車両の置かれている前にお店があって、ちょうど列車から降りて釜飯を買う…っていう流れを体験できる。
かつては鉄道が主役でそこに弁当を売りに来ていたのに、いまでは高速道路が主役でそこで弁当が売られ、脇役としての鉄道車両がある。
時代の流れとはいえ、なんだか寂しい感じもする。