すばらしき国鉄遺産/塩塚 陽介

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すばらしき国鉄遺産 (ベスト新書 385 ヴィジュアル新書)
塩塚 陽介
ベストセラーズ 2012-09-08

by G-Tools , 2016/06/12

日本国有鉄道…国鉄と聞いて、現在のJRだとすぐにわかるのは、自分よりも上の世代だろう。

1987年4月に国鉄が分割民営化されたから、来年で30年だ。

30年も経てば、国鉄時代に作られた車両やさまざまな構造物は、徐々に姿を消してしまう。

古さは否めないが、この古さ、無骨さが信頼感に繋がっている感じがする。

本書では”国鉄遺産”となっているが、主に紹介しているのは車両で、電車気動車客車機関車と分類して、執筆当時(2012年夏)定期営業していた車が紹介されている。

それから、もう4年過ぎてしまった現在、すでに引退した車両も多い。

走り始めた年代や車両数といったデータの紹介もあるが、どちらかというと、紹介する車両と著者との関わりを振り返るエッセー集といった感じ。

比較的著者と年代が近いせいか、自分と視点が近く、親近感を覚えた。

また「はじめに」に書かれていたことなどは、自分にとってもすごく共感できる感じがした。

鉄道は消えゆくからこそ、美しい。
(中略)
改良する。失敗する。そういう浮き沈みのなかで、姿を変えるからこそ、鉄道はすごいのだ。とくに、国鉄車両には個性的な「味」がにじみ出ている。わたしは鉄道のそんなところが好きなのだ。

でも、消えてしまうというのは、やっぱり寂しいものだけれど…。

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