4911 いまは警戒することしかできない
熊本で地震が続いている。
一昨日、震度7の強い揺れがあったことが伝えられたときには、浅いところで起きた地震なので、強い揺れの割には、地震の規模は、マグニチュード6.5と比較的小さいということだった。
そして、当初の予測では、「今後、”強め”の余震が続く…」ということだった。
しかし、深夜1時過ぎに起きた地震は、震度こそ若干小さかったが、そのときよりも地震の規模も被害も大きくなってしまった。
気象庁の発表によれば、実は、今日起きた地震が本震で、一昨日の地震は前震だった…と発表(キャッシュ)した。
後出しじゃんけん…っていうと、言い過ぎだけど、いかに、地震を理解することが難しいかを如実に現している。
結局、気象庁にしても、テレビなどで解説をしている学者にしても、今起きた事象を振り返って解説しているだけで、今後に起きることは、「可能性が高い」か「よくわからない」と言っているに過ぎないのだ。
これほど強い余震が続いたり、他の地域に震源が移動するなんて、当初まったく予想されていなかったはずだ。
こうなってくると、予測なんてほとんど当てにならない気がしてくる。
まずは、被災地の方々には、当分の間は、どんなことが起きても、被害を最小限度に抑えられるよう、警戒を強めることしかできないだろう。
そして、いまこの瞬間、自分たちにできること…それは、一刻も早く余震が収まって本格的な復旧活動に専念できるよう祈るしかない気がする。
自分たちができる支援は、それからだ…と思う。