4670 言われてみれば…

建築・都市

旧国立競技場の聖火台新国立競技場の問題は、代替案が決定し、あとは建設を進めていくだけ…と思っていたら、また新たなニュースが…。

「東京オリンピックのメインスタジアムに、聖火台がない」

これを見て、こんなことってあるだろうか?…と目を疑った。

これほど象徴的なものなのに、話題にも挙がらない…なんてことがあるだろうか?

そう思って、イギリスのザハ・ハディドの作品に2012年(平成24年)11月15日以降、聖火台の設置場所について誰かが言及していないか検索してみた。

すると、当時あまりに斬新なデザインばかりに関心が集中して、聖火台の置き場なんてまったく触れられていなかったし、むしろ取り壊された旧国立競技場の聖火台の置き場の話題ばかりだった。

そして、今度は何がきっかけで、この問題が浮上し始めたのか、ちょっとずつさかのぼって調べてみる(2012年11月15日~2016年2月29日までの検索結果)。

聖火台の設置場所に誰も触れてない
すると、2月29日に、気になるニュースが残っていた。

旧国立競技場の聖火台や壁画など25の作品について、事業主体のJSC=日本スポーツ振興センターは新国立競技場の敷地内に設置することを明らかにしました。

これは、あくまで旧国立競技場の聖火台の置き場について言及しただけなのだけど、おそらく、ここで誰かが気付いたのだ。

「そもそも、新国立競技場の聖火台ってどこに置くんだっけ?」

誰かが気付くだろう…と、つい思ってしまいがちだけど、たとえ、あまりに当たり前のことでも、完全に抜け落ちてしまうということはあるのだ。

面白い…というと、不謹慎だけど、なんだかとても興味深いことではある。

でも、実際、この問題…どう決着させるのだろう?

Posted by ろん