4656 これはカバっぽい
ヤマザキナビスコは、ライセンス契約終了に伴い、 社名を「ヤマザキビスケット」に変更し、 「リッツ」「オレオ」などでおなじみのナビスコ製品の販売についても、今年8月いっぱいで打ち切り、翌月からモンデリーズ・ジャパンが国内販売を引き継ぐ…というニュースがあった。
気のせいか、最近、この手の話が多いような気がする。プランタンもそうだし…バーバリーは、ちょっと前か…。
先日も、イソジンの販売元が変わるというニュースがあった。
明治が、50年以上にもわたって製造販売を続けてきた「イソジン」が、来月末でライセンス契約が終了するのにともない、開発元のムンディファーマに移管することとなった。
4月からは、ムンディファーマと提携している塩野義製薬から「イソジン」が販売されることが決まっている。
最初このニュースが伝えられたときには、”イソジン”というブランドが移管するだけで、成分(もちろん効能も)や、カバのキャラクターなどもそのまま残り、円満な移管が行われている…となっていたはずなのに、今度は、こんなニュースが…。
明治ホールディングス傘下の明治は9日、うがい薬のパッケージを巡り4月から新たに「イソジン」ブランドで販売する塩野義製薬の子会社と開発元の米系製薬ムンディファーマ(東京・港)に対し、デザインが似ているとして使用差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。
どれほど似てるのか?
ネットで検索してみると、こんな感じ…。
いくらなんでも、これはダメだろう…。
元のカバはこちら。
キャラクターとして、カバが採用されたのは、カバなら大きな口を開けてうがいをするというイメージにぴったりだという理由からだそうだ。
長年、うがい薬というジャンルを開拓するために、こうしたキャラクターを用いてきたという背景も考えると、いくら完全に真似てるわけではないとはいえ、カバっぽいと思わせるようなキャラクターにすべきではないと思う。
それに、こんな”パチモノみたいな”キャラクターを使ったら、消費者だって違和感を覚えるだろうし、明治だって黙ってないとは思わなかったのだろうか?
いくら何でも、安易すぎるなぁ…