4645 三菱みなとみらい技術館

博物館・展覧会,科学

三菱みなとみらい技術館へ… 今日は、横浜に来たついで?に、以前から行きたいと思っていた「三菱みなとみらい技術館」を見学してみた。

みなとみらい駅や桜木町駅から見ると、ちょうどランドマークタワーの裏手にある感じ。

HIIAロケットとMRJのスケールも出る入館料は大人500円。中高校生300円、小学生200円。

エントランスには、HIIAロケットと昨年、初飛行に成功したMRJのスケールモデルが展示されていた。

館内は、大きく、1.航空宇宙、2.海洋、3.くらしの発見、4.交通・輸送、5.環境・エネルギー、6.技術探検の6つのテーマに分かれているいるが、どこから見学してもいいそうだ。

最初に見学したのが、交通・輸送のところだったが、トラム(LRT)のシミュレーターは子どもたちに占領され、スマートシティを学べるゲームは、理解が追いつかず…。
LRTのシミュレーター 理解が難しかった…

しんかい6500海洋コーナーは、有人潜水調査船「しんかい6500」や、地球深部探査船「ちきゅう」の仕組みや、調査で判明した、さまざまな事象を紹介している。

小さな子どもたちには難しそうだが、面白かった。

MRJシミュレーター航空宇宙のコーナーは、まずなんと言っても、MRJが、目玉…ではあるのだけど、シミュレーターがドンと据えられているだけで、MRJ自体の詳細などはあまり説明がなかった。

もっと全面に推しだしてもいいと思うんだけど…

ロケットエンジンの燃焼実験を、バーチャル体験したり、宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」の紹介など…
ロケットエンジンの燃焼試験体験 宇宙ステーション「きぼう」の実寸大模型

くらしの発見…というコーナーでは、スマートハウスについての紹介だったが、クイズ形式で紹介する内容と、パネルでの展示の内容に差があるというか、ギャップが大きくて、かなり難しい感じがした。
ちょっと難しい…急に難しい…

実際、パネルの文字の小ささを見ても、いかに説明が難しいかを物語っている気がする。

2階に上がって、環境・エネルギーのコーナー。まず目に飛び込んできたのは、原子炉の説明。
原子炉(加圧水型)の説明 原子炉には、大きく加圧水型(PWR)と、沸騰水型(BWR)の2種類あるが、なぜか加圧水型しか紹介がないなぁ…と思って、手持ちのスマートフォンで調べてみたら、三菱重工は沸騰水型の原子炉を作っていなかったことがわかった。細かい話だけど。

風力発電や太陽光発電などの発電の仕組みや、ガスタービンなどの説明など、内容が盛りだくさんで、一つ一つ理解しながら見学していこうと思ったら、時間がなくなってしまいそうだ。
石油の枯渇は…けっこう難しい…

技術やその原理を知るコーナーは、ふだん当たり前のように思えてしまうことを、あらためて実際に体感して学べる。

ハンドルでタイヤの方向を変える…なんて、当たり前すぎることなのに、歯車がどのようになっているのかを初めて知って、ちょっとびっくり。
科学の事象を体感 知ってるようで知らなかった…

さまざまな乗り物も作ってる…

 

鉄道車両、航空機、造船など、三菱重工のかかわる製品は、かなり幅広い。

入口のミュージアムショップ裏にも、模型の展示があった。

広島電鉄のグリーンムーバーMAXや、ゆりかもめの新型車両と並んで、大型豪華客船ダイヤモンドプリンセスが並んでいた。

無事進水を終え、船内の艤装工事を進めている最中に大規模な火災が発生し、巨額の損失を出してしまった船ではあるが、これに関する説明はさすがになかった。
最新の鉄道車両も… この豪華客船は…

全体を通して、展示はとても面白かったが、ところどころで不満というか、”惜しさ”を感じてしまった。
ここにもゆるキャラが…ちょっと惜しい気がした…

いずれも世界最高水準の技術力がなしえる製品ばかりなのに、そのすごさがなかなか伝わってこない感じがした。

子どもたち向けのゲームもちょっと難しい感じがした。もちろん、いろいろ試行錯誤した結果なのだろうけど、盛り込みすぎの感は否めないのが残念な感じだった。

Posted by ろん