4631 本当に理由はそれか?

鉄道

会議に遅れそうになった会社員が、電車の窓から飛び降りたというニュースWeb魚拓)…。

 JR東日本や警視庁綾瀬署によると、12日午前8時17分ごろ、綾瀬駅のホームから人が転落し、綾瀬駅の300メートル手前で上り普通電車(10両)が緊急停車した。安全確認中、電車にいた40代の男性会社員が窓を開けて線路に降り、綾瀬駅まで歩き出した。綾瀬駅員に保護された男性は、警視庁の調べに「会社で大事な会議があり、遅れられなかった」と話したという。

よほど急いでいたんだろうし、気持ちは分かるが、だからといって、本当に行動に移していいということは決してない。

綾瀬駅(2005年7月2日)考えれば考えるほど、解せない気がしてきた。

ニュースからは、この男性の素性や周辺の状況は、ほとんどわからないが、まず、40歳代にもなって、遅れてはいけないからと言って、ふつう電車の窓から飛び降りるだろうか?

また「会社で大事な会議があり…」といった点からは、取引先との打ち合わせではなく、あくまで社内での会議と考えると、それほどまでして会社に向かおうとした男性の心理が気になる。

会議に参加しなかったら、彼はどうなってしまったのだろう?

社員を、それほどまでに追い詰めるなんて、いったいどんな会社なんだ?

いや、もしかすると…

そもそも会議に遅れるということ自体、本当のことではない気がしてくる。

とっさについたウソだとすると、考えの根本から見直さなければならない。

会議に向かったのではなく、何かから逃げ出そうとしたのではないか?…とか。

その場から逃げだそうとしたのか、会社や職場から逃げだそうとしたのか…。

考えは尽きない。

Posted by ろん