4581 東京都交通局旧馬込工場引込線廃線跡を歩く
都営フェスタ2015 in 浅草線に参加したあと、今行ってきた車両基地とは別に、車両の検査工場が近くにあったのを思い出し、行ってみることにした。
事前に調べずに歩き回ったために、実際の場所を見つけるのに時間が掛かってしまった。サイトに載っていた情報も古めのものが多かったので、あらためて、初めて行く方にもわかるように、写真を並べ替えて紹介する。
馬込工場跡へは、西馬込駅西口西改札が最寄りの出口。
正面を通るのは、国道1号線(第二京浜)で、改札を出たら左に曲がり、北方面に歩く。
少し坂を上がる感じになっているところを進み、右側のフェンスを覗いてみると…下の写真のような光景が広がる。
なお、歩いた箇所については、記事最後に地図を掲載したので参考に…。
真下から舗装された道路のような道が見える。
これがかつて工場に向かっていた線路があった場所だ。
この先に工場があった。
トンネルから抜けた線路が道路と交差していた場所…つまり、踏切があった場所に向かう。
この写真の、右側(西馬込駅方面)から左側(旧工場)に線路が通っていた。
今回歩いた中で、もっとも廃線跡のイメージがつきやすいところが、ここ。
ただし、トンネルには蓋がされ、線路があった部分は3分の1ほどが埋められている感じだった。
背後に大きなマンションが建っていることから、トンネル内部も埋められているのだろう。
かつて線路があった場所から工場方面を望む。
ずっと駐車場が続く。
さらに先に進んだところにも、踏切があったであろう場所がある。
工場跡に向かって、さらに駐車場が続く。
かつて工場があった場所は、立正大学付属中学、高校になっていた。
かつて線路があった場所は、すべて駐車場になっていた。
線状に駐車場が続いていることから、ここに線路があった…と意識すれば、気付くかもしれない。
きわめて短い廃線跡の旅は、あっという間に終了。
けれど、駐車場が続いていたおかげで、トンネル部分から線路があったと思わせる状態が、けっこう残っていて、なかなか面白い廃線跡だった。