4574 おもしろい方へというバイアス
先日読んだ新聞記事で、ちょっと気になったところがあった。
箱根ロープウェイが一部区間で運行を再開したというニュース。
再開されたのは芦ノ湖畔の桃源台駅と姥子駅を結ぶ区間。初日の乗客は2駅の合計で1723人だった。
今日から運行再開と分かって乗った人たちだとしたら、それなりに大勢の胃客さんが乗ったんだなぁ…と思ったのだが、ふと、ある疑問が頭をよぎった。
駅の利用者…つまり乗降客数の合計?
だとすると、集計した駅は2つだけなのだから、乗車数と下車数は同一でなければならない。つまり偶数でなければならないのではないか?
たとえば、もし、桃源台駅で1名しか乗車客がいなかったとしても、桃源台駅で下車客1名で、合計2名となるのではないか?
奇数ということは、乗車したうちの1人が途中でいなくなったということ?
はたまた、まさかの数え間違い…??
いろいろ考えているうちに、実は薄々、根本的な考え違いがあるかもしれない…ということに気がついた。
…が、そのことは、あまり深く考えず、そのまま、数字が合わない"ミステリー"を考えていた。
そして、それを、記事として載せられたらおもしろいだろうなぁ…と、漠然と。
でも…。
これは、下手すると、"やらせ"のようなことにつながるんじゃないかな…という気もしてきた。
おもしろければいい、目を引けばいい…みたいなことに、なりやしないか。
気をつけなければ…。
ちなみに、奇数でも問題ないのは、なんてことない、各駅の乗車人数を単純に合計しただけ…ということだ。