4570 #LikeAGirl

ピュア・デザイン D&AD Awards 2015展たまたま時間があったので、外に出たついでに、汐留にある「アド・ミュージアム東京」へ寄ってみた。

ピュア・デザイン D&AD Awards 2015展」という企画展が開催中だった。

審査の厳しさから世界で最も受賞が困難なデザイン・広告賞とも言われているそうで、各部門の卓越した作品に「イエロー・ペンシル」が贈られ、人々を驚愕させ、議論を呼び、新しい時代を切り開くクリエーティブな作品には、最高賞である「ブラック・ペンシル」が授与されるという。

さまざまな作品の紹介があったなかで、もっとも印象的だったのが、P&Gの「#LikeAGirl」という作品だった。

発表は去年のものなので、かなり知られているようだが、僕は今日初めて見た。

数名の男女に「“女の子らしく”(Like A Girl)してみて」と依頼をすると、誰もが、手足をバタバタさせたり、身体をくねらせたりと、とても幼い子どものように、どこかふざけた感じのような姿を演じる。

今度は、同じ質問を小学生くらいの女の子にしてみる。

たとえば、「女の子らしく走ってみて」…すると…

彼女は、全力で走るのだ。

彼女だけじゃない、同じ世代の女の子たちは、誰もが全力で走った。

走るだけではなく、投げたり、パンチを繰り出したり…と、とにかく真剣そのものだ。

これが、彼女たちにとっての”女の子らしさ”。

「イエロー・ペンシル」「ホワイト・ペンシル」「ブラック・ペンシル」解説にもあったが、社会通念にとらわれた「女の子らしさ」と、女の子自身が考える「女の子らしさ」を、見事に対比させている。

大人になるにつれて「女の子らしさ」が固定観念化している一方で、”当事者”である、女の子は、けっして手を抜かないのだ。○○らしいという考えにもとらわれない。

「女の子らしさ」という表現を本来のポジティブな意味に変えようとしたこの作品は、最高賞の「ブラック・ペンシル」が贈られいている。

ふと、最近、日本でよく見聞きするようになった”○○女子”という表現を思い出してしまった。

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