4561 久しぶりのTCATを歩く
所用があって、久しぶりに日本橋箱崎町のほうへ向かったので、ついでに、東京シティエアターミナル(TCAT)を覗いてきた。
すでに搭乗手続きや出国審査などの機能が失われているため、バスターミナルと、ちょっとしたお店が並ぶ施設…といった状態になっている。
数年前にも歩き回って以来だ。
2階から入ると、すぐ右側に、中華料理の龍鳳がある。ここは、ずっと変わっていない。ちなみに、担々麺が名物で、僕も好き。

もともと、どんな感じだったか、写真でも見ないと思い出せないが、たしかここには、成田空港行きのバスの乗車券を確認したり、成田発着の状況がリアルタイムで表示されたりしてたはずだ。

雰囲気は、数年前とほぼ変わらず。
たまたまなのか、いつもなのかわからないが、ほとんど乗客らしい人の姿はなかった。

ふたたび2階に戻って奥に向かうと、前回来たときは売店だった場所が、リムジンバスのPRスペースになっていた。

空港までの輸送は、1954年米国製大型セダン6台から始まったそうだ。乗用車による輸送は、195t9年まで続いたという。大型バスが導入されるのは、1964年というから、いかに急激に乗客が増えたかがわかる。

PRルームの脇にちんまりと置かれていたのが、謎のキャラクター…。
どうやら、TCATのゆるキャラ「またたび」のようだ。
もはや、空港のイメージがなくなりつつあるなかで、キャラクターは飛行機にこだわってる…って感じ。

かつては、たしか、レストランだったはずだが、居酒屋と書かれていた。
ただ、店の名前は、今も変わらず「エアー」であった。

1階に下りると、羽田空港行きのバス乗り場。ここから25分で羽田空港に行けるのだから、利便性は高い。ただ、やっぱりお客さんが少ない。

現在も、インテリアショップのKEYUCAが1階のかなりの部分を占めていた。

以前は、どうなってたんだっけ…と、撮った写真を探した。
2005年1月頃の写真を見つけた。搭乗手続きや出国審査業務が終了しても、設備は、長い期間そのままになっていたようだ。

まぁ、これといったオチはないのだけど、もう、このままずっと変わることなく、こんな状態が続くのだろうなぁ…なんて思った。