4530 僕がその店に行かない理由
ふだんの日のランチは、時間があれば、外に食べに行くことが多い。
面倒ということもあって、新規開拓はほとんどせず、たいてい行きつけになっている店のローテーションばかりだ。
今日は、以前はときどき利用していた店に、久しぶりに行ってみた。
久しぶりに行ってみて、行かなくなった理由をあらためて思い出した。
とにかくうるさいのだ。
そこは、夜は居酒屋、昼間はランチ営業をしている店だから、当然ながら、店員さんに、ある程度の威勢の良さがあっても致し方ない。
しかし、ここの店長が「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」をはじめ、ものすごい声を張り上げるのが、どうしても気になって仕方がない。
大音量の上にダミ声で耳に残る感じ。
僕のオーダーする声すら、かき消され、店員さんから聞き返される始末。
これは、もはや騒音だ。
これは「うるさい」と、苦情を言うべきだろうか?
いや言わずに、行かないという選択肢を選ぶことになるだろう。
もっとも、こうした感じが、活気があっていい…という人もいるだろうから、これはこれでいいのかもしれないけど、音が割れると思えるくらいの声は、やっぱり落ち着かない。
この落ち着かなさは、暗に「食べ終わったら早く出てい」って欲しいということを狙っているのだろうか?…なんて思ってしまう。
そんな環境であるにもかかわらず、音の途切れるわずかな時間に聞こえてくるのは、有線放送のテクノポップ調のBGM…
大きなモニターに映し出されるのは、まるで会話の聞こえない「徹子の部屋」…
昼間のランチ営業している居酒屋の、ありがちと言えばありがちの光景だけど、ある意味、カオスだ。
周囲を見渡してみると、どんどんお客さんも入ってきていて、回転率のいい感じだ。
いろいろ気になるけど、これはこれで、いろんなバランスが保たれているのかもしれない。
僕が次回、この店に行くのはいつになるだろう?