4513 夜間金庫

ビジネス・経済

新橋駅前の夜間金庫街を歩いていて、以前から、ちょっと気になるものがあった。

それは、銀行にある”夜間金庫”。

夜間金庫は、その名の通り、銀行営業時間でない夜間に預け入れるための専用窓口…の"ようだ"。

ようだ…と書いたのは、あまり詳しく紹介しているサイトを見つけることができなかったからだ。

ある信用金庫のサイトを見ると、

当金庫の営業時間終了後、売上金などをその日のうちにお預かりし、翌営業日にご指定の預金口座に入金いたします。

夜間金庫…金庫と言いつつも、そこにあるのは、投入口とレシートの出力するプリンターだけ。

ここに投入できるのは…

夜間金庫袋(入金袋)の中に入れることのできるものは、現金、小切手およびこれに係わる当金庫の夜間金庫専用入金票(専用入金票)に限ります。

…とある。

あらためて考えると、ある意味”すごい”サービスだ。

この夜間窓口にやって来る人は、ほぼ必ず現金を持っているわけで、犯罪者からしたら、格好の餌食ではないか。

それに、夜間金庫も先述の通り、ただの投入口…ってことを考えると、悪いことを考えそうな人も出てくるだろう (詳しく紹介するサイトがあまりないのもそのしせいか?) 。

…と思って調べていると、やはりあった

客を誘導するために、本物の夜間金庫に「故障中」の張り紙がされ、ニセ夜間金庫を作ったら、そりゃ間違える人も出てくるだろう。

最近は、クレジットカードや電子マネーが増えたこともあって、現金の使用が減っているとはいえ、現金を早い段階から預け入れたいという需要はあるはず。

しかし、現在は、減少の一途をたどっているという。

夜間金庫は減っている

ところが1990年代後半頃から、各銀行は合理化の一環としてサービスの取捨選択と手数料体系を見直し始めました。手間の掛かる夜間金庫の利用料は大幅に値上げされたり、夜間金庫自体が廃止されるという流れが強まりました。更に、銀行の合併による支店の統廃合が進む中で、夜間金庫を持つ支店数自体も大幅に減少することになりました。

引用したこの会社では、売上金の回収サービスを行っているそうだが、全部が全部、こうしたサービスを使っているとは思えない…。

どうしているんだろう…と思ったら、そのかわりになる機能が、実は、街中にあふれていたのだ。

コンビニATM…なるほどなぁ…現在では、夜間金庫の役割を担っているから、夜間金庫が減っても大きな影響が少ないのだ。

Posted by ろん