4463 意地悪が頭をもたげる瞬間
龍的思考回路/定点観察(このブログ)の記事は、毎日、わずかな時間を見つけて、すこしずつ書いている。
電車に乗っているとき…特に座席に座れたときは、集中して、思考を巡らせたり、文章を考えたりできる。ので、とても重要な時間だ。
実際の記事だけでなく、ちょっとした思いついたことなどを、iPhone やiPadに書き込んでいる。
今日も、いろいろ思いついたことを書いていたら、すぐ近くから視線を感じた。
すぐ隣に座っていた中年男性が、じっと僕のiPadの画面を覗いている。
それも、ちらっという感じではなく「凝視」だった。
ちょっとくらいだったらいいけど、あまりにも堂々と見られているうちに、ふと、意地悪な気持ちがわき上がってくるのを感じた。
僕は、おもむろに、iPadの画面を閉じ、男性の手元をじっと見つめることにした。
イヤホンのつながったラジオを持っていたが、聴いているかどうかまではわからなかった。
突然の僕の行動にビックリしたのか、ふと目を閉じ、じっとしていた。
僕はそのまま、彼の様子を注意深く観察してみた。
すると…
一瞬薄目になって、僕の方を覗き込もうとしていたのだ。
しかし、僕も、あえて彼を様子を窺っているような素振りを見せたので、あわてて、目を閉じていた。
結局、僕が先に下車するまで、この不毛な戦いが続いた。
ホームに降りてから、しばらくすると、いったいなぜ僕は、こんなことをしていたんだろう…と、自分に問いかけてみたものの、理由は見つからなかった。
意地悪をするときって、こうした無意識のうちに起きるのかもしれない。