4448 予知の限界と研究の余地
口永良部島が爆発的な噴火…島の名前は、初めて聞いが場所は、屋久島のすぐ隣だから、無意識に見たことはあったのかもしれない。
つい先日、箱根でも噴火の予兆が…と話題になっていたものの、口永良部島 の噴火は、なんだか唐突感があるなぁ…と思っていたら、やはり、明らかな噴火の予兆をとらえることが出来なかったようだ。
これだけの規模の噴火であっても、事前には、わからないのだ。
数日単位は無理にしても、直前というか、せめて何時間前くらいの単位で、地鳴りがするとか、急激に火山性の微動が発生して、噴火!…みたいなことには、ならないみたいだ。
一方、箱根はいつ噴火するのかといった状態が続いていて、その後はこれといった変化は見られない。
気象庁は、口永良部島の噴火後に、「今後も爆発力が強い噴火や規模の大きな噴火が 発生する可能性がある」と警戒を呼びかけた。
そりゃそうだ。すぐ沈静化するとは見えないし、別に気象庁に言われなくてもわかる。
先日の月曜日に発生した最大震度5弱の地震が発生したときもそう。

気象庁は、「しばらくは最大震度4~5弱の余震に気をつける必要がある」と発表したが、大きめな地震があったら、余震が続くことは、別に言われなくてもわかる。
噴火にしても地震にしても、おそらく、これまで、それなりの予算を掛けて研究と続けてきているはずだし、ときどき、ちょっと“胡散臭い”学者が、地震を的中させた!…みたいなニュースが伝えられるが、たいていは数打ちゃ当たるだ。
ときどき、噴火や地震が、ある特定の日に発生する!なんて予言が話題になることがあるけど、当たった試しがない。
結局、予知の難しさだけが実感を伴って伝わってくる。
こんな状況が続くと、いつの日か事前に予兆ととらえることができる日が来るのだろうか? このまま研究する余地というものが本当にあるんだろうか?…と、素人からすると、けっこう絶望的な気分になってくる。
本当のところはどうなんだろう?