4429 自然と共存するということ
6日に、小規模な噴火が発生する可能性があるということで、箱根山は、噴火警戒レベルが引き上げられた。
これに関連するニュースがちょっと気になった。
「規制は一部、観光して」=噴火警戒で旅館組合―神奈川・箱根
噴火への警戒が続く箱根山のある神奈川県箱根町は7日、地元の旅館組合幹部らと今後の対応を協議した。会見した箱根温泉旅館協同組合の鈴木茂男理事長(64)は「立ち入り規制エリアは噴煙地を中心に半径約300メートルの区域。エリア外では通常通り観光できる」と訴えた。
観光を営む立場からすれば、こうした状況になって観光客が減ってしまうことは、大きな打撃だろうとは思う。
自然を利用した観光においては、こうした状況に陥ることはごくふつうにあってもおかしくないことで、それなりの影響があることは、最初から覚悟はしておくべきだろう…とは思う。
それこそが自然と共存していくことなんだろう…と。
僕なんかは、こういう状況だからこそ、あえて行きたくなってくるが、もし誰かを一緒に連れて行くための説得には苦労するはずだ。
いくら、危険な場所はごく一部だと言っても、数ある観光地の中で、どうして危険になるかもしれないところに行くの?という問いに対する解が見つからない。
まして去年、突然の噴火で大きな被害を出した御嶽山の記憶も新しい状況では、大変申し訳ない気分ではあるけど、なかなか難しい相談になる。
箱根は何度となく行っている僕も好きな場所だし、早く収束してくれることを祈ってる。