4420 察するにあまりある
名前と顔が一致している俳優さんということくらいの認識しかなかったが、記者会見したときの写真を見てびっくりした。
あまりに風貌が変わり、別人とすら思えてしまうほどになっていたからだ。
今井は昨秋に体調を崩し、病院で「風邪」と診断された。しかし、胃の痛みが治まらず、体調も2カ月近く戻らず、別の病院で精密検査したところ、大腸に複数の腫瘍が見つかった。11月に20センチほど腹部を切開する緊急手術を受けたが、医師から「クリスマスまで持つか」と宣告されたという。
それにしても、身体に不調を感じていたにもかかわらず、なぜ対策が打てなかったのだろう?
その間、がんを進行させてしまい、結局、手の施しようのない状態となってしまったのだ。
それを考えると、きっと病気自体の苦しさに加えて、言いようのない悔しさも感じていることだろうな…と、察するにあまりある。
ひるがえって、僕自身は、ここ最近は幸いにして、特に風邪もひかず体調はいいほうだ。
ちょっと疲れやすいというのはあるけど、健康でいられていることは間違いない。
病気になったり、体調不良になったとき、健康のありがたみをあらためて実感するものだけど、彼の記者会見を伝えるニュースを見て、ふと、自分のこと、家族や両親のことを、あらためて考えるきっかけになった。
この時点で、相当大変そうだが、少しでも苦しみを抑えつつ、改善に向かうように祈っている。