4407 修学旅行生たちとの遭遇
今日は、社外でのミーティングがあったため、いつもとは違う店で昼食となった。
この店には、以前はときどき行っていたが、今日はかなり久し振りだった。
入口で、修学旅行の生徒さんがいますが、よろしいですか?と尋ねられた。
バイキング形式なので、混雑すると料理を取るまで並ぶことにはなるが、もともと、いつも混雑してる店だし、それほど気にすることもないんじゃないかと思い、了承して店内へ。
店内には20〜30人程度だろうか…彼らの名札には、東北の地方都市の名前のついた中学校名が書かれていた。
やはり、料理を取るための行列ができていた。
列の一番後ろについてみるが、なかなか前に進まない。
列の先頭を見てみると、料理を皿の上に綺麗に盛りつけるため、ものすごく丁寧に具材を運んだり、隣の子のと比べて、盛りつけ直したりしていたのだ。
なるほど、そりゃ時間掛かるわけだ…。
修学旅行の生徒たちがいるというのは、こういうことなのだ…と、実感。
その後、図らずも、そんな修学旅行生たちと、一緒のランチとなった。
みんな、楽しそうにおしゃべりしながら食べているが、騒がしさはない。
僕の隣に座っていた、引率の先生にいろいろ話を聞いてみた。
彼らは中学3年生。2泊3日の行程で、東京を回るのだという。
連休前で、旅行費用が比較的安い今の時期は、修学旅行を行うことが多いのだそうだ。
僕の修学旅行のときは、確か数人単位のグループ行動だったから、このグループは、どういうまとまりか尋ねると、クラス単位だという。
先生によれば、地下鉄サリン事件でグループ行動は下火になったのだそうだ。ようやく最近は戻りつつあるらしい。
今日のこのあとの予定を尋ねると…
東京タワー、国立科学博物館、東京スカイツリーを見て、そして夜は演劇鑑賞という盛りだくさんぶり。
こういった行程は、どのようにして決まるのかと尋ねると、旅行会社が提案してくるのだという。
つい先生と、いろいろ話し込んでいたら、生徒のひとりが、そろそろ出発時間じゃないか…と言ってきた。
先生は「バスが到着するのを見計らって…」という話を生徒にしていた。
さらに、東京はバスを止められる場所があまりないから、周辺を走り回って、出発時間まで待ってるんだ…と先生から聞くと、生徒たちは驚いていた。
3日間の東京での生活、生徒たちにとっては、あらゆることが新鮮に映るだろう。
僕にとっては、彼らの誰ひとり、スマートフォンを見ていないということが、とても新鮮に見えた。
まぁ、修学旅行だから、当たり前といえば、当たり前だろうけど。