[社会の窓]地下鉄から花見
今週は、桜が描かれている風景に絞って、ふたたび名所江戸百景を巡っている。
この日は、新宿御苑に行ってそこからの移動のため、丸ノ内線に乗っているとき、周囲が急に明るくなった。
四ッ谷駅に着いたのだろう…
ふと窓の外に目をやると、桜が見える。しかも、とても明るい。
降りるつもりはなかったのだけど、いったんホームに降りてみた。
都心では珍しい、屋根のないプラットホームだ。
しかも、丸ノ内線は第三軌条から集電するため、空中に架線も架線柱もないから、まるでディーゼルカーが走る路線のよう。

こうした屋根がないプラットホームは、今日みたいな天気だといい感じだが、天気が悪いときは、困ってしまうかもしれない。
JR中央線との乗換駅でもあるから、乗降客が少ないわけでもないのに、屋根がない理由は…
近くにある迎賓館の警備のため…?とも言われているが、果たして…?
それにしても、こんな光景があるとは知らなかった。
ひっきりなしに行き交う地下鉄の電車に、悠然と咲き誇る桜。
のんびり見ているつもりでも、出社時間や今日の予定なんかを気にしている自分。