4329 考えさせられる絵
何気なく、インターネットサイトを見続けてしまい、いつのまにか時間が経ってしまったなんてことはしょっちゅうある。
そのたびに、「しまった!」と思うのだけど、時すでに遅し。
反省しても、あまり間をおかないうちに、また同じように時間を無駄にしてしまう…。
でも、まれに、無意識にネットを見ていたからこそ、得られることもある。
先日、見つけたこの絵が、いつまでも心に残っている。
いまとなっては、誰の絵なのか引用元もわからなくなってしまっているのだけど…。
青い空に白い雲…目の前に広がる花や蝶。穏やかな平和な世界だ。
そこに1人の男性が立っている。
そして、その隣…
積み重ねた本の上にもう1人の男性が立っている。
そこから見えた先には…どんよりとした雲に覆われた荒廃した世界広がっていた。
よく見ると、左側の男性にも、積み上った本にも影がある。
つまり、目の前の世界は現実ではなく、ハリボテだ。
積み重ねられた本を、知識を得るというふうに解釈すれば…苦労して学んだことで得られたのは、悲しい現実を知ることだった…と。
この絵のおもしろいところは、この絵を見たときの自分の心境によって、ネガティブにもポジティブにも受け取れるということだ。
ネガティブに考えれば、悲しい現実を知ったというところで話は終わり。ただ現実を受け止めるしかない。
けれど、ポジティブに考えられるとき、現実を知ったことで、初めて、次にどうすればいいのかを考えることができるようになる…と思える。
今日はどちらだろう?