[社会の窓]新橋色
「大正ロマン」をイメージした色彩でライトアップされた東京駅の赤レンガ駅舎。
昨日見たそのライトアップは、ふだんのそれとはまったく異なる鮮やかな色だった。
とても新鮮ではあるけど、この色のどこが、「大正ロマン」なのだろう?と思ったし、なんだかちょっと派手?な感じがした。
でも、この由来を確認してみると、この色は、大正時代に流行した、藤色(むらさき)と新橋色(青色)なのだそうだ。
藤色はなんとなくわかるが、新橋色(しんばしいろ)というのは、初めて聞いた。
明治の終わり頃から東京の新橋芸者の間で流行した、わずかに緑がかった明るい青色だそうで、色名なのに町名が使われているのは、ちょっとも面白い。
ゆりかもめ新橋駅のテーマカラーだったということも、初めて知った。
新橋色…またひとつ勉強になった。