4253 国立天文台
調布飛行場まつりへ行った帰りに、国立天文台に寄ってみた。
調布飛行場にしても、国立天文台にしても、公共交通機関はバスだけで、決して便利とは言えないが、レンタサイクルだったら、移動は簡単。
あまり時間を掛けずに行くことができた。
守衛室は歴史を感じさせる建物で、ここに大まかな住所と氏名を記入して、見学者用のワッペンと見学MAPを受け取る。
国立天文台は、森の中にあると言っていいくらいの、木々に囲まれた施設。
ひときわ大きいドームは、天文台歴史館。かつての大赤道儀室だ。
国立天文台のなかでももっとも大きく、また内部には、日本最大の屈折式望遠鏡がある。
1926年の建設で、現在登録有形文化財に指定されている。
望遠鏡の角度にあわせて、床全体が上下するという独特の仕組みを備えているのが特徴。
見学の順番が前後したが、これが国立天文台でもっとも古い、1921年に建設された、第一赤道儀室。
もちろん、登録有形文化財に指定された貴重なものだが、現在でもしっかり稼働中だ。
当初は、一般の星を観測していたそうだが、その後はもっぱら太陽観測専門の望遠鏡として使われたという。
森の中の天文台は、ただそこにいるだけでも、なぜか、宇宙を身近に感じさせられるというか、宇宙が近いような気がした。