4186 企業やサービスも人生と同じ。
僕は、航空会社のマイレージを貯めてはいるけど、TポイントやPontaといったポイントサービスは利用していないので、このニュースに影響されることは何もないのだけど…
リクルートとLMは業務提携し、2015年春頃をめどにリクルートが発行する「リクルートポイント」を「Pontaポイント」に変更いたします。
「人生はマラソン」という例えに対して、「誰が決めたんだ!」と疑問を投げかけるCMに違和感を覚えたと書いたのは、今年の3月。
このCMは、もともと、「リクルートポイント、はじまる」というものだったので、自社のポイントサービスの廃止統合は、わずか半年も経たないうちの決断ということになる。
大々的に、「リクルートポイントはじまる」とぶち上げたはずなのに、来年春には消滅してしまうというのは、なんともドラスティックな話だ。
リクルートポイントのCMを放送していたとき、まさか、半年も経たずに統合されるなんておいうことを誰が想像していただろうか?
そして、今日、「銀座じゅわいおくちゅーるマキ」や「」「ジュエリーマキ」などの店舗を運営する、株式会社三貴が民事再生法の適用を申請し、事実上倒産というニュースも伝えられていた。
以前はあちこちに店舗を見掛けたものだし、独特な店舗名は一度見聞きすると結構印象に残り、ある世代以上であれば、よく知られていると思う。
かつての勢いはすっかりどこかへ消え去ってしまった。
そして、2度も倒産ということになると、もしかすると、もうこのブランドを見ることもなくなるだろう。
いまいち有名になり切れなかったサービスも、一時期は大々的にCMを打ち、知名度もあった企業も、なくなるときはひっそりと…。
リクルートポイントのCMでは、人生をマラソンに例えることに疑問を投げかけた。
そして、人の数だけのゴールがあるということを示唆した。
これはその通りだと思う。
そして、このことは、企業やサービスも、人とまったく同じなのだということを、まるで、身をもって表現したような気がしてくる。