4173 タリン歴史地区を歩く(北欧2014・4日目)
ヘルシンキの朝。3日連続で、空は雲に覆われていた。
気温は19度だったが、昨日と一昨日より、さらに風が冷たい感じで、半袖でないと肌寒く感じた。
8時半ごろにホテルを出発。
トラムに乗って、サウスポートマカシーニターミナルへ。マーケット広場のすぐ近くだ。
10時出航のところ、9時前に着いてしまった。
事前にインターネット予約して印刷しておいた乗船票を、念のため、乗船券購入窓口に提示。
佐々木希に似た感じの係の女性は、実際の乗船の際に見せればいい…と言った…と思う。
うろうろと、写真などを撮っているうちに、いつの間にか長蛇の列。
船内は自由席なので、希望する席に座りたいのであれば、早めに並ぶ必要がある。
ずいぶん早くから乗船させるな…と思ったら、出航予定時刻前に岸壁を離れてしまった。
乗船率は90%くらいだろうか。
ヘルシンキでは、空は雲に覆われ、霧も立ちこめていたせいか、到着時刻はちょっと遅れたものの、無事にタリン 市民ホール港に到着。
ここから徒歩で宿泊先に向かう。
船をでるとすぐに、すごい高さの階段があって、ここを上らなければならないのか?と思ったら、脇に道があって、難なく港を出られた。
しばらく歩くと、トラムの踏切を越えた。今回はトラムを利用する時間も場面もないのが残念。
今回の宿泊先は、タリン歴史地区のなかで、大変に趣のある場所だ。
しかし、そこへ向かうためには、石畳の道路を歩かねばならない。
石畳、見た感じは素敵だが、スーツケースを転がすときは、とても苦労する。
大した距離でなくても、途方もなく遠く感じられた。
まだそれほどお腹も空いてないものの、何も食べないわけにも行かなかったので、ボガポット(Bogapott)という店で、名物のスープをいただく。
この店員のお姉さんもそうだが、綺麗な人が多い気がする。
少し休んだら、また歩いてみようという 感じになり、パットクリ展望台(Patkuli vaateplats)へ上がってみた。14~15世紀の建物が多く残るということは、そのころの街並みと大きく変わっていないというのだから、すごいことだ。
次に向かった聖オレフ教会は、高さ159メートルの塔を持つ。これが建てられた13世紀、世界で最も高い建造物だったらしい。
交通の要衝でもあったことから、航行する船舶のための灯台としての役割や、避雷針としても機能していたらしい。
で、ここに上がってみる。
狭い階段を上がっていって…外に出る。けっこう高い!60mということらしいが、数字以上に高く感じる。ビルの階数でいえば、20階相当?
もちろん安全なのだけど、人が立てるスペースが異常に狭いので、よけい怖く感じる。
塔の上のほうを見ても、何だか怖い。
さっき歩いた城壁や、遠くにはまるで東京スカイツリーのようなタリンテレビ塔も見えた。
スコールのような雨がざっと降ったあとは、青空が広がり、夏のような雲も見えた。
旧市庁舎前では、さまざまなおみやげ物を売る市場が開かれて、ここもたくさんのお客さんでにぎわっていた。
せっかくだから、エストニアらしい料理を…ということで、事前に調べていったエストニア料理を出してくれるお店へ。
そこでいただいたのは、血のソーセージ(Verivorst)と呼ばれる料理。普通にイメージするソーセージとは違って、中身はいろいろ詰まっている。
けど、何が入っているのか説明できない…。
ということで、なんとか無事に4日目を終了。