4162 セリーヌタヌキ
僕自身、いわゆる“ブランド”に疎いせいか、ブランド品を見てもよく分からない。
人によっては、ブランド品に対して、執着ともいえるほど、魅力を感じるものらしい。
たしかに、ブランド品であれば、品質に間違いはなく、信頼できるという考えは理解できる。
そして、価格が高いのは、そうした信頼の証…ということなのだろう。
しかし、ブランド品は、往々にして、持つこと自体にステータスとなりがち。
自分のモノなのに、他人から“見られる”ために持っている人も少なくないはず。
本当に大事なことは、自分自身がいいと思うかどうか…だと思う。
それが、結果的にブランド品になるのであれば、問題ないが、盲目的に信じることは避けたい。
小学生でも服代に月10万円を掛けたり、ブランド品を欲しがっている…なんていうニュースを聞いた。
いろいろ考えさえられる。
自宅の飾り棚の上に、以前から、不思議なものが置かれている。
もはや風景のようになっているのだけど、どこで拾ったか、どこでもらってきたのか、まったく思い出せない、タヌキの人形だ。
そして、それはなぜか、フランスのファッションブランド、セリーヌの箱に入っている。
この箱もどこからやってきたのか、僕には記憶がない。
当然ながら、こんな組み合わせの商品なんて存在するわけがなく、何かの拍子に、このようなことになったのだろう。
もし、こんな商品があったら、売れてしまうのだろうか?