4160 堤第一ビルディング解体へ

建築・都市

以前、気になって見に行った、新橋駅前の堤第一ビルディング。

ちょっと前に、1階の蕎麦屋が閉店したと気付いたときには、もう解体の貼り紙があり、昨日見に行ったときには、すでに、解体の準備が進んでいた。

とうとう解体…堤第一ビルディング

背後から見た堤第一ビルディングこのビルの竣工は、なんと1920年(大正9年)。

この付近の建物の中では、ダントツの古さだ。

しかし、特に文化財等に指定されるようなこともなく、あっけない最期を遂げつつある。

でも…

たった今、1920年が古いと書いたばかりだけど、あらためて考えてみると、100年も経っていないのだ。

実にあっけない。

隣り合うビルも合わせて解体されるこの写真では見にくいが、今回、堤第一ビルと並ぶ複数のビルが、解体の対象となっているようで、まとめてひとつの仮囲いに囲われていた。

これら小さなビルをまとめて、大きなビルに建て替えるつもりなのだろう。

そうした計画があったことが、このビルが今日まで生き延びてきた理由のひとつなのかもしれない。

1階の蕎麦屋に行ってみようと思っていたが、叶わなかった。

ここの蕎麦屋で食べたかった文化財としての価値はないという判断なのだろうけど、こうした何気ないビルが消えていくのは、本当に惜しいと思う。

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硫黄島

Posted by ろん