4157 不安を煽る謎

関西地方を走る鉄道限定ではあるが…

「優先席付近での携帯電話は電源をお切りください」

という呼びかけが、ようやく終了するというニュース

優先席付近の乗客に呼びかけてきた「電源オフ」の携帯電話マナーを変更し、7月から「混雑時には」と限定する形に見直すと発表した。

以前も何度か記事にしたことがあるが、実際、電源OFFの理由として挙げられてきた、ペースメーカーをはじめとする医療機器の誤操作については、その報告すら挙がっておらず、さらには、まれに誤動作させる可能性のあった第2世代の携帯電話は、すでに使われていないにもかかわらず、この呼びかけが、なぜか続けられてきた。

いつまで無意味な呼びかけが続くのか?(2007年11月)この呼びかけを厳格に守ろうとすると、利用者は不便だし、ペースメーカーを使用している人からすると、そういう呼びかけがあればどうしたって不安を感じるだろう。

つまり誰も得することのない呼びかけなのだ。

それがようやく見直されたことになる。

ただ、あえて「混雑時には」と限定する形で、電源オフを残したのは気になった。

これまでの呼びかけとの整合性を取るためなのかもしれないが、こうした曖昧さは、トラブルの原因にもなりかねない。

もちろん、まずは見直しに踏み切った関西の鉄道事業者は素晴らしいと思う。

実に1年掛けて検討を重ねてきたという関西に対して、関東では見直しの動きはまったくないという。

合理性を求める関西と、形式や体面を気にする関東の気質が表れているようだ。

いずれにしても、こうした決まりを変えることの難しさを思い知らされる。

そして、予想はしていたが、やはり、こういったニュースを受けてもまだ、こんな意見が出てくる。だから、なかなか変えられないのだろうけど。

今回の携帯電話マナー見直しについて、患者団体「日本心臓ペースメーカー友の会」関西支部の高山良子さん(90)は「ペースメーカーを利用している人の中には携帯の影響を気にしている人も大勢いる。優先席付近ではなるべく電源を切ってほしい」と呼びかけている。

いくら、これまで問題はなかったし、これからも問題が起きる原因が失われている(可能性がない)のに、こうした意見が出てくるのはどうしたものだろうか?

むしろこうした呼びかけが不安を煽り、トラブルの元凶になっているのに…。

患者団体の本来の役目は、率先して問題ないことを会員に伝え、不安を払拭することなのではないかと思うのだけど…。

 

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください