4106 往年のヒット曲で記憶の時期を特定する
先日、ラジオで1980年代のあるヒット曲が流れていたのを聴いた。
この曲を聴くと、ボヤっと思い出すことがある。
それは、僕が子供のころ、両親と妹の家族4人、東京タワーの食堂で食事をしているシーン。
その時流れていた曲が、松田聖子の「天国のキッス」だった。
覚えているのは、これだけ。
具体的に何を食べていたかも忘れてしまったし、前後の様子は全く記憶にない。
なぜ、このシーンだけを覚えているのか?よくわからない。
でも間違いなく、東京タワーの食堂でこの曲を聴いたはずなのだ。
この曲が流行ったのが具体的にいつだったっけ? ラジオでもやっていたが、あらためて調べてみた。
まず発売は1983年4月27日だ。
そして、オリコンヒットチャートで1位を獲得したのは翌月だということがわかった。
この曲が、繰り返し流れていた時期がそのあたりと考えれば、小学生だった自分が、1983年のゴールデンウィークもしくは5月の週末あたりに家族で東京タワーに行ったのかもしれない…ということになる。
まぁわかることはこれくらいなのだけど、記憶がつながった感じがして、嬉しくなった。
実は、似たような記憶が、もう1つあったのでこちらも調べてみる。
高橋真梨子の「桃色吐息」だ。
この曲を聴くと、まだ小学生だった僕が、夏休みに一人で長崎にある父の実家に行ったときのことを思い出すのだ。
調べてみると、この曲の発売は、1984年5月21日。
記憶は夏休みのはずなのに、発売時期がちょっと早いな…と思って、その後の状況をチェックしてみると…
どうやら、ヒットするのは、もうちょっと後だったようで、Wikipediaによれば、TBSの音楽番組「ザ・ベストテン」にランクインしたのが、8月16日で、それ以来6週間連続ランクインとあった。
まさにヒットしていたころに、僕が長崎を訪れていた可能性がある。
もともと、音楽に対してはそれほど興味は持ってなくて、聴いてこなかったのに、知らず知らずのうちに当時の自分の行動とヒット曲が結びついていたことに、ちょっと驚いた。