4090 夜空に浮かぶ線香花火
火星が地球に2年ぶり最接近している。
いま、南東の空に、ちょうど満月と重なり、赤い火星と、白い月が並んでいたので、久しぶりに望遠鏡を使って空を眺めてみた。
雲ひとつない快晴だが、残念ながら風が強い。そのため、火星自体はしっかり見えるのに、望遠鏡を通して見ると、火星はゆらゆら揺れてちゃんと見えない。
そのため、写真で撮るとこんな感じで、線香花火のように写ってしまう。
せっかくだから…ということで、満月も撮ってみる。
望遠鏡をしまったあと、肝心の写真を撮りそびれたことに気がつく。
それは、冒頭で書いたように、今回は月と火星が接近するというのもニュースなのだから、望遠鏡を使わずに、デジカメで火星と月を1枚の写真に収めるということだった。
火星は明るく写ってはいないものの、それなりに月と火星の位置関係も分かるし、今回の特徴を良く表している写真になった。
ちなみに、今回の接近は、6万年ぶりとも言われた大接近(2003年)の半分ほどの大きさだそう。
そして、再び地球に大接近するのは、2018年7月だという。そのときも、また元気に火星と眺めていたいものだ。