4074 消える自転車横断帯

交通・のりもの

この冬は大雪が続き、街歩きの途中で、カーポートの屋根が崩壊している状況をあちこちで見かけた。

また、道路に示された"止まれ"や、速度規制、横断歩道なども、チェーンなどで削られてしまい、薄く剥げてしまった場所も少なくなかった。

普段よく利用する交差点の横断歩道も、そんな感じになっていた。

横断歩道を塗り直すのかな…と思っていたら、むしろ削ってしまっていたので、あれ?っと思っているうちに、一部だけ塗り直していた。

最初何をどうしたのか、よくわからなかったが、どうやら、自転車用の横断歩道(自転車横断帯)が消されて、横断歩道部分が延ばされたようだった。

消える自転車横断帯

調べてみると、2011年10月、警察庁が、自転車走行の許可の見直しや横断歩道に併設された自転車横断帯を撤去などを求める通達を全国の都道府県警に出したらしい。

実際、自転車横断帯を律儀に通っている人を見たことがないのだけど、もし、きちんと交通法規に従うと…

道路の左側を走行してきた自転車が、自転車横断帯のある交差点に差し掛かる。

自転車横断帯は横断歩道に沿っているため、いったん左折。

自転車横断帯を渡り終えると、ふたたび車道に出てくる。

これは確かに不合理だ。

確かに自転車横断帯は危ない左折しようと車からしてみると、左折するかと思われた自転車が実際には左折せず直進するわけだからフェイントにしか見えない。

自転車横断帯は、過去の風景となっていきそうだが、かといって、自転車が走行しやすくなっているかといえば、決してそんなこともない。

歩道から締め出され、車道からは迷惑扱いされる自転車は、今後どうなっていくのだろう。

ママチャリ乗りの一人として、結構気になる。

Posted by ろん