4056 あらためて知るインターネットの凄さと怖さ
女子中学生が殺されるという悲惨な事件が発生した。
逮捕された少年は、就職が決まり、まじめな好青年だったという。
そして、驚いたことに、殺人を犯したあと、ふだん通りにTwitterで事件のことをつぶやいていたことがわかった。
その内容は、振り返ってみれば、多少の違和感はあるにしても、ごく自然。
とても殺人を犯した人とは思えない内容に、戸惑いを覚えてしまった。
また、あの連続不審死事件の容疑者が、拘置所内での様子を書いたブログを開設したことが話題になった。
なかなか”読ませる”文章で面白かった。
もちろん、前述の少年にしても今は容疑者の段階なのだから、偏見で見るべきではない。
けれど、容疑者の生の声を目の当たりにできるとか、拘置所内の容疑者の日常を知るなんて、インターネットがあればこそだ。
犯罪を犯したり、重大な容疑が掛けられた人たちからのメッセージを読む限り、彼らは、決して特別な人ではなく、ごくごく普通の人たち…のように見える…ということを、まざまざと見せつけられる。
インターネットがなければ、絶対に知りえなかったはずだ。
うまく表現できないのだけど、誰でも手軽に発信できるインターネットの”凄さ”と、知らなければ済んだかもしれない事実を知らされた”怖さ”を実感させられた気分だ。