4043 追悼雪だるま
金曜日から降り続いた雪は、土曜日の朝までに雨に変わり、昼過ぎからは晴れてきた。
真っ白な雪を見ると、先代のジャンガリアンハムスター“もちもち”を思い起こさせる。
もちもちが、亡くなったのは、2011年2月9日。先日、命日を過ぎたばかりだった。そして、さくが亡くなったのは、大雪と大雪の間だった。
偶然に過ぎないのだろうけど、もちもちが、さくと遊びたかったがために、雪に乗じて連れて行ったんじゃないか?なんて思ってしまう。
誰もいなくなったケージを片付けていると、天国までの道のりは寒いんじゃないか?と悲しい気分になった。
ふと、日の光に反射する雪を見ていたら、もちもちと、さくのために、雪だるまを作ってみようと思い立った。
深い理由なんてないけど、なんとなく。
心を込めて、丁寧に作った。
うーん…自分のイメージとはちょっと違うけど、まぁいいか。
本格的な雪だるま?を作るなんて何年ぶりだろうか?
作っていて感じたのは、意外と楽しいということだった。しかも、作っている間は、全くの無心になれるということもわかった。
最初のうちは、冷たくて仕方がなかったが、慣れてくるにつれ、気にならなくなった。
そして翌日。
どうなってるか見に行ったら、もうかなり溶け始めて、無残な感じになっていた。
また、ちょっと手直ししてみる。
昨日と表情が変わり、耳ももうちょっと大きめにしてみた。
作ったそばから、溶け始めていたが、そもそも、雪だるまなんてそういうものだ。最初から運命づけられている。
これって、ハムスターの短い運命と、同じなんだよなぁ…と、しみじみ思った。
そして、ハムスターも雪だるまも、“写真”と“思い出”にしか残らないという点も同じだなぁ…と。
雪だるまに、なんだか不思議な縁を感じた。