4032 大雪の名所江戸百景を歩く

名所江戸百景,街歩き

10年ぶりとも、20年ぶりとも言われる大雪が降った東京。

ふつうなら、特に外出の予定がないのなら、大人しく家にいた方がいいのだろうけど、こういうときだからこそ、出掛けなければならない気がして…

で、行った先は、最近自分の中でちょっとしたブームになっている「名所江戸百景」に登場する場所。

雪のシーンが描かれてる場所だけを一気に巡ってみることにした。

当時の絵と実際の場所の対比は別途記載するので、ここではそこに向かうまでの状況報告。

まずは湯島天神に向かうため御徒町駅から出発。

多少足を取られながらも、湯島天神下へ。そこから女坂と呼ばれる階段を上がって本堂へ。

名所江戸百景で描かれた「湯しま天神坂上眺望」は、女坂を上がった上から不忍池方向を見た構図で、これはすぐにわかった(別途掲載予定)。

こんなすごい雪でも、お参りする人は絶えなかった。

来た道を戻って、上野広小路駅から銀座線に乗る。

続いて浅草へ。

想像以上に、多数のお客さんで賑わっていた。名所江戸百景「浅草金龍山」は、雷門あたりからの構図になるが、混雑していてなかなか上手く撮れなかった(別途掲載予定)。

銀座線で日本橋駅まで行き、そこから東西線で東陽町駅へ。

名所江戸百景「深川洲崎十万坪」は、高い位置からの景色になるため高い建物を探す。

 

 

まず向かったのが、江東区役所。ここから見てみようと入ったら、不在者投票をしに来た人とか、不在者投票立会人と間違えられた。

続いて向かったのが、イースト21という新しそうなビル。受付の人にダメもとで、高層階に外を眺められる場所はないか聞いてみたが、やはりなかった。

結局、これまで参考にしてきた本に載っていたURの建物のエレベータホールから撮ってみることができた(別途掲載予定)。

予想以上に歩いて、だいぶ疲れ気味…それでも、こういうときにしか見られない景色を見られて、テンションは上がる。

そのまま歩いて、次の目的地だった、名所江戸百景「深川木場」に向かう。現場は、橋の架け替え工事中で、位置決めに手間取ってしまった(別途掲載予定)。

雪が強くなってきた感じ。心なしか救急車を多く見掛ける気がする。

日本橋に到着。

名所江戸百景では「日本橋雪晴」は春の風景のようだけど、“雪”の風景として、とりあえず行ってみることにした。

名所江戸百景で描かれた場所に近い位置は、コインパーキングの奥だった(別途掲載予定)。

銀座線の三越前から京橋まで。

地上に上がってみると、明らかに雪の降る量と風が強まっていた。

それほど離れていない建物が霞んで見えにくくなっている。

名所江戸百景「びくにはし雪中」は、八重洲から有楽町方面を見た構図で、なんとなく当時のイメージが浮かんできた(別途掲載予定)。

つい、せっかくだから…と、欲が出て、余計に歩き回ってしまうのは、悪いクセだ。

京橋から歩いて銀座までやって来てしまった。

そして、またせっかくだから…と、奥野ビルを外観から眺める。

銀座通りは、思った以上に人が多い。今日に限った話ではないけど、中国人は多い。旅行で来ている人にとっては、たとえ雪が降ろうとも繰り出してくるのだろう。ある意味、貴重な経験にはなるだろうけど。

気温は0度。雪は降り続く。

Posted by ろん