[社会の窓]街に溶け込むアロエたち
最近、街歩きのとき、気になることがある。
アロエのことだ。
アロエとは、誰もがよく知っている、ヨーグルトに入れられたり、民間療法で薬のように使われたりする、あのアロエだ。
子供のころ、傷に効くと傷に塗ったら、なぜか化膿してしまった…という苦い思い出のある、あのアロエが、いま、すごく気になる。
ふと気がついたのだ。
街歩きのときに、アロエが、やたらあちこちで見掛けるということを。

街を歩くときに意識していると、街中にその姿を見られる。
ちょうど今、開花の時期を迎え、あちこちで自己主張している姿が印象的だ。

しかも、どういうわけだか、ほとんど放置状態となっていることが多い。
でも、そんなアロエは、実は、ワシントン条約で保護されるべき対象として指定され、輸出入が制限されているというのだから驚きだ。
街の中に、完全に溶け込んでいるアロエ。

アロエたちが、東京でどう暮らしているのかを追ってみたら、おもしろい表現ができるかも…。
自分の知る限りでは、こうした街に溶け込むアロエに注目している人は、まだいないのではないはずなので、いつか、しっかりとした形でまとめてみたい。
誰かに先を越される前に、こうして宣言することにした…って、そんなに大げさなものではないけど。
これからも、アロエを探し続けようと思う。