3916 洞爺とニセコを巡った遅めの夏休み(4日目)
旅行4日目(最終日)。
今日も午前中はちょっと歩くことにする。
ニセコ付近で最も美しく神秘的な沼と言われる神仙沼へ。木道が整備され、駐車場からの距離も比較的短いせいか、団体客多数。


観光客が多く通る割には、木道の周囲から木がはみ出して行く手を阻む感じ。

神仙沼に到着。たしかに神秘的な感じではあるけど、沼を見渡せる場所が端の一カ所だけというせいか、ちょっと拍子抜け。

沼に至る途中にある高層湿原の周囲を囲うように木道が作られていて、こちらの方が変化があって楽しめる感じだった。
神仙沼入口に戻る途中に分岐があって、20分ほど歩くと、また別の沼に行ける。
こちらは多少距離があるのと、木道の整備されていないせいか、団体客はまったくいない。


「長沼」と呼ばれるこの沼は、これまで見てきた湖沼と違い、土や溶岩石で堰きとめられた人造湖だ。チセヌプリ(1134.2m)もよく見える。

人造湖なのに、完全な自然の一部と化している。まるで海岸にでもいるような錯覚を覚える。

足下に目をやると、小さな昆虫が…
ダミーを置いてみると、急に進路を変え、小さな角で攻撃を仕掛けてきたようだった。
そして、これぞ、きのこ!というベニテングダケとのツーショット!

観光バスの駐車場にもなっているレストハウスの裏手には、展望台がある。
訪れる人が一番注目していたのは、大自然ではなく、北海道唯一の原子力発電所である、北海道電力泊原子力発電所だった。

お昼は、高橋牧場「ニセコミルク工房」というところにある「PRATIVO -プラティーヴォ-」というレストランへ。

ランチは1500円で、メイン料理に加えて、野菜などのビュッフェとなっているが、それよりも一番気になっていたのは、飲むヨーグルト飲み放題だった。
さすが牧場の経営するレストランだけのことはある。


どうせなら?、ソフトクリームも食べ放題にして欲しいところだが…。
ということで、お腹いっぱいにもかかわらず、祖父六リーム(250円)をいただく。
比較的あっさりとした味わいだが、しっかりとしたミルクの風味があって、とても美味しい。

時間は、かなり余裕を持っていたので途中気になったところにより道をしながら進んでいく。
真狩(まっかり)フラワーセンターという道の駅へ。
温室がある道の駅で、フラワーセンターに道の駅が併設された感じ。
中に入ってみると…

地元真狩村出身という細川たかしの展示コーナーが…

途中、行きにも通ったが、「きのこ王国」というところがあって、気になってたので入ってみる。

いわゆる、ドライブインではあるが、王国の名を冠しているだけあって、取り扱うきのこの種類はすごい。
なめ茸だけでも、味付けを変えた瓶詰めが何種類もある。
ここなら、きのこ栽培セットが売られていると思ったら、あった!
どう育てるのか?注意書きを読んでみると…
原木に16~18cm間隔で種駒を埋め込む…みたいなことが書かれていた。

きのこ王国あたりからは、行きに洞爺湖に向かう道を同じ。支笏湖畔を通る。
車を運転しながら、森と道路に並行した妙な空間が気になった。どう見ても鉄道が走っていた雰囲気があるからだ。
あとで調べてみると、王子軽便鉄道という鉄道が走っていた名残らしい。この先は、自転車道になっていた。

大きなトラブルもなく、無事空港近くのガソリンスタンドに到着。
給油中に空港の方をよく見てみたら、垂直尾翼に日の丸のある、政府専用機が駐機されていた。
やはり、航空自衛隊千歳基地に所属する“自衛隊機”だけのことはある。

レンタカーの返却は予定より30分ほど早く済み、すぐに新千歳空港へ。
手荷物を預けようとするひとたちで混雑していた。
お土産を探したあと、ちょっと時間があったので、空港内の展示施設を見に行ったら…18時までで終わってしまっていた…。
せめてもの救い?は、飲食店街に置かれていた、札幌市電をちょっとだけ見られたということくらい? もうこの時点で時間がなく、じっくり見られなかったのは、やっぱり残念。
実はレプリカらしいのだけど、かなり作り込まれているようなので、次回来たときにはぜひちゃんと見てみたい。


新千歳空港を出発する定刻は、19時30分だったが、座席の不具合があったらしく、ちょっと遅れて出発。
羽田空港到着も若干遅れたものの、無事に帰宅。
おつかれさまでした。