[社会の窓]渋谷ダンジョン
以前から、渋谷駅の複雑さは有名で、ダンジョン(=迷宮)とも呼ばれることも。
これを立体模型にすると、あらためてその複雑さがわかる。
こうした複雑な状況は、当然ながら意図したわけではなく、偶然の積み重ねであった。
今年3月、東急東横線渋谷駅が地下に移ったことで、乗り換えの動線の数が減ることで、乗り換えがしにくいという状況はあるものの、徐々に整理されつつある。
乗り換えしやすく、わかりやすくなれば、誰にとっても良いことだし、駅や街がどう変わっていくか期待もするのだけど…
でも、スッキリすればするほど、“らしさ”がなくなり、魅力も失ってしまうのでは…と思ってしまうし、複雑であったからこそ、こうした研究や模型が登場するわけで、“不自由さが創造を生む”というのも事実。
まぁ、変わりゆく街に対して、不安や哀愁を感じるのは、古い人間にありがちな思考パターンなんだろうなぁ…なんて思ってみたり。