3897 自爆を重ねた誕生日

日常生活

逓信総合博物館を見学し、想像以上に楽しめたことに気をよくした僕は、今日が自分にとって特別な日であることを思い出す。

そう1年に1回訪れる、この日は、あの場所に向かわねば…

誕生日当日に東京タワーに行くと、大展望台への無料招待や大展望台にある喫茶店でのケーキ提供などのサービスが受けられるのだ。

去年も、一昨年も、東京タワーにお祝いしてもらった。

東京タワーの入口には、チケットを買おうとする人たちの行列ができていた。

でも、誕生日の場合は行列に並ぶことなく、インフォメーションカウンターで直接受け付けてもらえるから、今年もその旨を告げると…

「今年から変わりまして…」

無料で大展望台への招待はなくなり、100円の割引に変わってしまったそうだ。

他にもサービスがあるということだったが、もうそれだけで意気消沈。

でも、せっかく来たのだから、こちらも今月で閉館となる、蝋人形館へ行ってみることにした。

蝋人形館は3F。「蝋」の文字が、おどろおどろしい。

なにやら行列ができている。大人500円を支払うと、なぜか3Dメガネを渡された。

3D映画の上映が始まった。

間違えた!

蝋人形館の併設施設で、スペースワックスなんて名前だけど、“蝋人形”とは一切関係ない3D映画館だったのだ。なんてこった。

スクリーン上を、立体映像の恐竜たちが走り回っている姿を鑑賞してから、あらためて蝋人形館へ。

ここでも500円。

しまった!

このあと見学を知ってから知ったのだけど、さきほどのスペースワックスと蝋人形館の両方を見学した場合は、800円で済んだらしい。落ち着いて行動すれば、割り引いてもらえただろうに…

閉館される蝋人形館の展示は、写真撮影は可能だが、ほとんどが「ホームページ掲載不可」となっていた。

一部の作品には、その記載がなかったので、少しだけ載せてみる。

どういった基準で、蝋人形化されているんだろう?

小さな窓から、中世の拷問の様子が覗き込める。

ちらっと見たけど、こういのはあんまり好きじゃない。

イヤだといいつつ、若い女の人の方が、じっと見ている感じだった。

後半は、蝋人形館の館長お宝グッズ紹介のコーナー。もはや蝋人形は添え物にすぎなくなっている。

いったい何を見てきたのだろう?…という思いで、蝋人形館を出る。

事前に、写真撮影可能ということはチェックしてものの、ほとんどの蝋人形が、「ホームページ掲載不可」ということで、思うようにブログに載せられないのは、誤算だった。

ちょっと何か食べたいな…と思いつつ、2Fのお土産物屋を見て回る。

ここは昔からちっとも変わってない。

大展望台にも無料で上がれないし、想定していたケーキも食べられないし、混雑してるから、このまま帰ることにした。

東京タワーをあとにして、ふと、現在の誕生日サービスを検索してみたら…

【”バースデーパック”のサービス内容】

  1. 大展望台(150m)まで、割引き料金にてご案内。(高校生以上700円、小中学生400円、4歳以上250円)
  2. 東京タワー内の下記店舗にて、対象商品の中からお好きなスイーツを1つご提供。
      対象店舗:大展望台内「カフェ ラ・トゥール」、フットタウン内「マザー牧場カフェ」、「サーティワンアイスクリーム」、「ピンクドット」、「マリオンクレープ」
  3. オリジナルバースデーカード(非売品)のプレゼント。
  4. 東京タワーから徒歩3分「ザ・プリンスパークタワー東京」33階の「スカイラウンジ ステラガーデン」のチャージ料金 (お1人様1000円)が、お誕生日の方含め2名様分無料に。 

しまったぁ~!

大展望台に行かなくても、なにか食べられたんだ! 確認すれば良かった…

結局、今年は、これでもか…と自爆を重ね、東京タワーにお祝いされることなく帰宅。

まぁ、午前中、逓信総合博物館をしっかり見学できただけ、よしとしよう。

また来年、よろしくお願いします…。

Posted by ろん