3892 終戦記念日、皇居前にて

物思いに耽る(雑感),街歩き

今日は朝から、外出先で打ち合わせの予定があったので、ちょっと早めに自宅を出る。

お盆休みの人も多いようで、電車は空いていた。

かなり、時間に余裕を持っていたから、このままで行くと、思ったよりも早めに着いてしまいそう…

ふと、今日が、8月15日だったことを思い出し、皇居前広場に行ってみることに。

地下鉄大手町駅から地上に上がる。

夏らしい、いい天気。今日も暑くなりそうだ。

68年前もこんな天気だったのだろうか?

8月15日という特別な日だから、普段とは違うなにかがあるかな?と思ったが、これといって何があるわけでもなく、思ったより、観光客の姿が少ない気がした。

僕が来たのと同じ方向から、何人ものサラリーマン風の人たちが、皇居に向かって行く姿を見かけた。

明らかに観光客じゃない…と思ったが、遠くに宮内庁の建物が見えたので、その職員の皆さんなのだろう。

皇居が職場…って、なんだか不思議。

二重橋近くまで寄ってみようと思ったら、なんと立入禁止!

ふだんからそうだったっけ?

橋の前に立つ警官が、じっと僕の方を見ているのがわかった。

なぜか、ちょっと緊張。

やはり、ここまで来たら、もっとも皇居らしい風景を眺めてみる。

セミの鳴き声が聞こえてくる。

68年前、ここから見えたであろう風景を想像してみる。

何が違って、何が同じだろう?

明らかに違うのは、皇居前広場を人たちのほとんどが、日本人ではなかった…ということだ。

次々とやってくる人たち…彼らが話している言葉を聞くと、中国語だった。中国人もしくは台湾人か。

今日が特別な日という認識はあるのか、ないのかは、よくわからないけど、特に、アジアの方がこうして、楽しそうに日本を旅行してもらえるのは、平和な証拠なんだろうな…と思った。

たとえ国同士で、わだかまりがあろうとも。

Posted by ろん