3886 とばっちりを受けたのは…

社会・政治・事件

全国で新たに10ヶ所の「ご当地ナンバー」が決まった。

  • 盛岡、平泉(岩手)
  • 郡山(福島)
  • 前橋(群馬)
  • 川口(大宮)
  • 越谷(春日部)
  • 杉並(練馬)
  • 世田谷(品川)
  • 春日井(尾張小牧)
  • 奄美(鹿児島)

(上記、括弧内は、現在表示している地域名)

従来、ナンバープレートは、自動車検査登録事務所の所在地の地名が用いられてきたが、地域振興や観光振興等の観点から、新たな地域名表示を認めることになった。

当初、政令指定都市や観光地など、その地域を代表する特徴的な地域名が多かったが、今回選定された地域名を見ると、構成している市が「単独」というところが多く、事情を知らない者から見ると、わざわざ切り出す必要があるのかな?と思わせる地域名が目立つ。

特に違和感があったのは、東京23区の杉並と世田谷だ。

今回の新たなご当地ナンバーの追加にあたって、世田谷は、裁判に発展してしまったことが、ちょっとしたニュースにもなっている。

世田谷ナンバー導入に反対する理由はいろいろあるようだが、一番の理由は、品川ナンバーの方がステータスがあると考えられているからだろう。

ステータスなんて、見る者の基準に過ぎないわけで、多くの人たちが「すごい」と思ってくれなければ、価値はない。

でも、実際、CMなどに登場する車が実在するナンバープレートを使ってる場合、ほぼ100%、」品川ナンバーだし、偶然かどうか知らないけど、テレビの民放在京キー局は、すべて東京都港区に所在するため、所有する車のナンバープレートは、すべて品川なのだ。

このニュースを見て、気になったのは、この記事だった。

都内の自治体では、ほかに杉並区が「杉並ナンバー」を申請している。杉並区の現行ナンバーは「練馬」。杉並区の担当者は「目立った反対運動はない」としている。

この記事は、杉並で反対がなかったという事実のほかに、もう一つ重要なことを伝えている。

今回のニュースで、一番のとばっちりを受けたのは、どうやら、練馬だったような気がする。

Posted by ろん