3875 非常事態用救急メガネ

ビジネス・経済

あるパンフレットをもらった。

そこには「非常事態用救急メガネ」と書かれていた。

読めば、何らかの理由でメガネを壊してしまった時、自分で度数が調節できるメガネだという。

緩やかに厚さの異なる2枚のレンズをスライドさせて、自分の眼にあったところに合わせるという、仕組みは単純明快なものだが、良くできている。

たしかに、メガネを掛けている者にとって、メガネほど大事なものはないから、こうした、緊急事態用のメガネはあってもいいような気がした。

でも、これって、どういうときに使うのか?と、疑問に思った。

たしかに緊急事態時…つまり、メガネが壊れたときのために、別にメガネは必要だ。でも、ふつう、こういうときのことをかんげて、最初から、2つくらいは、メガネを持っているものだからだ。

この、緊急事態用非常メガネは、あくまで緊急時用ということで、パンフレットには、一時的な使用をするようにと書かれている。

となると、この緊急事態用非常メガネの、用途がイマイチわからなかった。

そこで、ネットで紹介された記事などを見てみると…。

東日本大震災の被災地で、メガネやコンタクトレンズがないために困っている人が大勢いたという。

メガネやコンタクトレンズは、食料や衣料のようおに場合によっては人の生死にかかわるものと比べると、優先順位はどうしても低くなってしまうが、ないと、生活に大きな支障を来すことは間違いない。

しかし、メガネやコンタクトレンズは、どんなモノでも代用できるというわけではないから、不自由な状態が続いてしまうことになる。

なるほど、そこで、この緊急事態用救急メガネだったのだ。

個人での用意には限界があるし、そもそも、何があるかわからないというのが、緊急事態なのだから。

まずは、非常持ち出し袋などに、1つあればいいし、企業や自治体の備蓄・支援物資にいくつかまとめて常備してくれると、ありがたい…と思った。

1人のメガネユーザーより。

Posted by ろん